不動産ファンド1号案件の運用受託開始のお知らせ - デジタル証券ファンドの組成・運用・販売に向け加速 -
三井物産デジタル・アセットマネジメント株式会社(本社:東京都中央区東日本橋3丁目4-18、代表取締役社長:上野 貴司、以下「当社」)は、2021年10月8日付で「六甲アイランドDC」を投資対象とする私募ファンドのアセットマネジメント業務を開始しましたので、以下の通りお知らせ致します。
当社は、デジタル技術を活用して資産運用の様々な非効率を解決することで、不動産・インフラ等の実物資産への投資機会の提供及びアセットマネジメント業務のDXの実現を目指しています。
この度、証券会社・運用会社としてのライセンス登録に加えて、2021年10月1日付で各自主規制機関への加入が完了し、正式に金融商品取引業者として営業を開始致しました。また、当社の不動産ファンド1号案件として「六甲アイランドDC」を投資対象とする私募ファンドの運用を開始致しました。
◆「六甲アイランドDC」について
三井物産株式会社と大手外食チェーンの緊密な取引関係に基づき開発された専用設計の物流拠点であり、同社の関西地区約600店舗の事業継続に必要不可欠な重要機能を担う産業施設です。自動立体倉庫システムを導入し、3温度帯(冷凍・冷蔵・常温)の物流効率を徹底的に追求している最新鋭の物流DC(ディストリビューション・センター)です。数多くの食品、物流企業が拠点を構える六甲アイランド内に位置し、京阪神エリアを中心に西日本を広域にカバーできる立地となっています。テナントのHAVIサプライチェーンは、米国シカゴに本社を置くグローバルサプライチェーン企業であり、顧客である大手外食チェーンの全世界の物流を一元管理しております。
なお、本物件は、三井物産・イデラパートナーズ株式会社が運用を受託する投資法人みらいとの共同保有であり、同社と協働して運用業務のデジタルトランスフォーメーションを進めて参ります。
【物件概要】
所有地 | 兵庫県神戸市東灘区向洋町六丁目2-12 |
所有形態 | 所有権 |
土地:敷地面積 | 26,304.75㎡ |
土地:建ぺい/容積率 | 60%/200% |
土地:用途地域 | 準工業地域 |
建物:延床面積 | 14,381.16㎡ |
建物:建築時期 | 2016年5月6日 |
建物:用途/構造 | 倉庫/鉄骨造合金メッキ鋼板ぶき2階建 |
◆今後の予定について
2,000兆円に迫ると言われている日本の個人金融資産は、その半分以上が現預金を占め(※1)、欧米諸国と比較しても、資産運用に供されている割合は半分以下に留まり(※2)、日本国民の資産形成が重要な課題となっています。こうした環境下で、高度な専門性をもって証券化及び資産運用機能を担うアセットマネージャー(投資運用業者)は、我が国の資本市場の活性化や国民の安定的な資産形成を実現する上で極めて重要となっております
特に、不動産・インフラを始めとしたオルタナティブ資産の証券化商品の投資環境は、一部の限られた資産に対して、限られた投資家様のみがアクセスできているのが現状です。
本ファンドは、将来的に法人投資家様及び個人投資家様に投資機会をご提供するためのブリッジファンドです。本物件を含め、デジタル証券ファンドのために当社がご用意しているパイプライン案件は約300億円(※3)となっており、準備が整い次第、順次投資家様向けにご案内させて頂きます。
今後も様々な優良実物資産に投資可能なデジタル証券ファンドを組成し、3年以内に1,000億円以上の運用残高を目指してまいります。
※1…日本銀行 資金循環統計(2021年6月25日発表)参照
※2…金融庁 家計の安定的な資産形成に関する有識者会議 資料参照
※3…2021年10月8日時点、クロージング中のものを含む
【事業開始に伴い金融スペシャリストを募集】
当社では、不動産や国内外のインフラのアセットマネジメント事業を展開を予定しており、金融業界の方を中心に人材を募集しております。当社にご興味のある方は以下のお問い合わせ窓口からご連絡下さい。
当社の採用ページ:https://herp.careers/v1/mitsuix
◆三井物産デジタル・アセットマネジメント株式会社について
本社 :東京都中央区東日本橋3-4-18 東日本橋EXビル5F
代表者 :代表取締役社長 上野 貴司
設立 :2020年4月1日
業登録 :金融商品取引業者 関東財務局長(金商) 第3277号
宅地建物取引業:東京都知事(1)第105400号
加入協会:日本証券業協会
第二種金融商品取引業協会
日本投資顧問業協会
本件のお問い合わせ:pr@mitsui-x.com (担当:三村)