セキュリティ・トークン・ビジネスにおける協業とイビス大阪梅田を対象とした不動産セキュリティ・トークンの公募について
三井物産デジタル・アセットマネジメント株式会社
ウェルス・リアルティ・マネジメント株式会社
三菱UFJ信託銀行株式会社
Progmat, Inc.
三井物産デジタル・アセットマネジメント株式会社(代表取締役社長:上野貴司、以下「MDM」)、ウェルス・リアルティ・マネジメント株式会社(代表取締役社長:𫝆田昭博、以下「WRM」)および三菱UFJ信託銀行株式会社(取締役社長:長島巌、以下「三菱UFJ信託銀行」)は、Progmat, Inc.(代表取締役:齊藤達哉、以下「Progmat社」)がライセンス提供するデジタルアセット発行・管理基盤「Progmat ※1」(プログマ)を活用した、不動産セキュリティ・トークン ※2(以下「本ST」)の公募に関して協業いたします。
本STは、大阪・梅田に立地するホテル「イビス大阪梅田」(以下「対象物件」)を裏付資産とする不動産信託受益権を保有する合同会社への優先匿名組合出資持分を信託財産として受益証券発行信託を組成し、その受益権(以下「本受益権」)に係る証券情報・取引情報を「Progmat」を用いて管理する不動産セキュリティ・トークンとなります。セキュリティ・トークンの公募での発行額としては22.3億円であり、本STでは、デジタル技術を活用し、一般投資家に対して単一の不動産(ホテル)への小口での投資機会を実現しています。
<本STの概要>
本商品の名称 | 三井物産グループのデジタル証券 〜ホテル・イビス大阪梅田〜(譲渡制限付) |
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投資対象不動産 (鑑定評価額) |
「イビス大阪梅田」 (90.3億円:2024年8月1日時点) |
発行口数/発行総額 | 23,330口 / 22.3億円 |
投資金額/申込単位 | 1口10万円 / 1口以上1口単位 |
運用期間 | 約5年1か月 (原則) ・物件が早期売却された場合は、償還予定日より早期に償還されます。 ・1年間を限度として運用期間の延長を決定する場合があります。 |
募集有価証券の種類 | 受益証券発行信託の受益権を表象するセキュリティ・トークン |
発行者 | 委託者 エスティ13合同会社 ※3 受託者 三菱UFJ信託銀行株式会社 |
アセット・マネージャー | 三井物産デジタル・アセットマネジメント株式会社 ウェルス・リアルティ・マネジメント株式会社 |
取扱会社 | 三井物産デジタル・アセットマネジメント株式会社 |
レンダー | 楽天銀行株式会社 |
プラットフォーム | Progmat |
MDMは不動産・インフラなど実物資産を裏付けとしたデジタル証券(ST)ファンドの組成、運用、販売を一気通貫で展開する日本初のデジタルネイティブなアセットマネジメント会社です。デジタル証券(ST)を活用した資産運用サービス「オルタナ」を提供しており、本件は9案件目の取り組みとなります。「オルタナ」では都心の大型不動産や物流施設、発電所といったインフラなど安定的な賃料等収入が期待できる実物資産に、スマートフォンで簡単に、利回りを目的に投資が可能です。今まで機関投資家に投資機会が限られていたさまざまな実物資産へ、10万円からの小口単位で、個別投資を実現。個人投資家のみなさまに新たな投資の選択肢を提供していきます。
WRMは、ウェルス・マネジメントグループ※4のパイプライン・サポートのもと、グループが最も強みとするホテルアセットを主な投資対象資産とした、受益証券発行信託等のスキームによる「不動産セキュリティ・トークン」(不動産STO)、私募不動産ファンド等の組成・運用を目指し設立された会社です。本件はウェルス・マネジメントグループとしては第2号案件となり、WRMとしては第1号案件となります。
三菱UFJ信託銀行は、Progmat社がライセンス提供する「Progmat」を用いた本STの発行・受益権原簿管理および秘密鍵のカストディを行います。本STの発行により「Progmat」を活用した公募事例は27事例となり、原簿管理対象資産残高は約1,350億円※5となります。本STの協業をとおし、顧客利便性の向上およびデジタル証券市場の更なる拡大に貢献して参ります。
Progmat社がライセンス提供する「Progmat」は、公募不動産STの取扱いが本STの取組みにより25事例目、公募社債STの取扱いが2事例となり、国内トップの取扱実績となっています。また、本STの協業によりウェルス・リアルティ・マネジメントが新たに「Progmat」を利用した案件を組成することで、協業する案件企画会社数は9社、協業する仲介会社数は9社となる見込みであり、ネットワーク拡大数においても国内トップとなっています。
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※1「Progmat(プログマ)」について
Webサイトおよび解説記事を公開しておりますので、以下URLからご覧ください。
Webサイト:https://progmat.co.jp/
解説記事:https://note.com/tatsu_s123/n/n03a291fa52ab -
※2 運用期間中の本STに関する詳細は三井物産デジタル・アセットマネジメント株式会社が運営するWebサイトをご参照ください。
Webサイト:https://app.alterna-z.com/offerings - ※3 本STの発行のために設立された特別目的会社です。
- ※4 持株会社としてグループの経営管理を行うほか、グループ会社が組成するファンドスキームへの自己投資を行うウェルス・マネジメント株式会社(東証スタンダード3772)を中心に、主にSTOに関連した投資運用業務を行うWRM、主にホテル開発や投資助言業務を行うリシェス・マネジメント株式会社、主にホテル運営を行うワールド・ブランズ・コレクション ホテルズ&リゾーツ株式会社等にて構成されるグループです。ウェルス・マネジメント株式会社は、東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場し、持株会社としてグループ会社の経営管理を行うほか、グループ会社が組成するファンドスキームへの自己投資を行っています。現在は、子会社で主に不動産事業とアセットマネジメント事業を営むリシェス・マネジメント株式会社、及びウェルス・リアルティ・マネジメント株式会社、さらにホテル運営事業を行うワールド・ブランズ・コレクション ホテルズ&リゾーツ株式会社を中心に、グループとして不動産の取得・開発・運用・売却までをワンストップで展開し、お客様のサポートを行っております。
- ※5 資産裏付型STを発行する受益証券発行信託における信託設定時の信託元本、又は直近の有価証券報告書上の総資産額、および公募型社債STの発行金額を基に、三菱UFJ信託銀行により算出しています。
<ディスクレーマー>
- ※こちらに記載の内容は、受益証券発行信託スキームを用いた資産裏付型セキュリティトークンの取扱いについて、一般向けの公表のみを目的としたプレスリリースであり、日本国内外を問わず個別の金融商品等への募集・勧誘を目的とするものではありません。個別商品の募集・勧誘は、オルタナを通じて目論見書を使用して行います。
- ※口座開設には所定の審査がございます。
- ※リスク等に関する記載は一般的なリスク評価等を踏まえ三井物産デジタル・アセットマネジメント株式会社の独自の判断・評価に基づき記載されたものであり、実際の金融商品ごとにリスク等は異なりますので、ご注意ください。
- ※金融商品には、関連する特殊リスクがあり、国内外の政治・経済・金融情勢、為替相場、株式相場、商品相場、金利水準等の市場情勢、発行体等の信用力、その他指標とされた原資産の変動により、多額の損失が生じる恐れ(元本欠損リスク)または元本を超過する損失が生じる恐れ(元本超過損リスク)があります。
- ※当社が取り扱う金融商品は、元本が保証されているものではなく、原資産たる不動産等の価額、金利水準、為替相場等の市況の変動によって、価値が変動することがあり、投資元本の損失が生じるおそれがあります。このため、当社が取り扱う金融商品に投資されたお客さまには、期待されていた配当を得られないリスクや当初元本を超過する損失が発生し、当初元本を毀損するリスクがございます。
- ※当社が取り扱う金融商品は、その特性および対象とする原資産(不動産等)の特性から、その金融商品ごとに、リスクの内容や程度が異なりますので、金融商品取引契約のお申し込みにあたっては契約締結前交付書面、目論見書等をよくお読みいただいたうえ、金融商品取引契約締結の判断はご自身でされるようお願いします。
- ※なお、当社が取り扱う金融商品は、クーリング・オフの対象にはなりません(金融商品取引法第37条の6の規定の適用はありません)。
- ※当社が取り扱う金融商品へのご投資には、商品ごとに所定の手数料等や諸経費等をご負担いただく場合があります。具体的な手数料等の金額は、商品・取引金額・取引方法等の契約条件により異なり多岐にわたるため、具体的な金額又は計算方法を記載することができません。手数料等の詳細につきましては、各金融商品の契約締結前交付書面、目論見書等の内容をよくお読みください。