「ALTERNA(オルタナ)」初となる「300億円規模・名古屋駅エリア・ハイグレードオフィス」のセキュリティ・トークン化に関する協業について
オルタナ信託株式会社
三井物産デジタル・アセットマネジメント株式会社
大和証券株式会社
Progmat, Inc.
オルタナ信託株式会社(代表取締役社長: 池田 匠作、以下 オルタナ信託)、三井物産デジタル・アセットマネジメント株式会社(代表取締役社長: 上野 貴司、以下 MDM)、大和証券株式会社(代表取締役社長: 荻野 明彦、以下 大和証券)Progmat, Inc.(代表取締役:齊藤 達哉、以下 Progmat社)は、「三井物産グループのデジタル証券~名古屋・プライムオフィス~(譲渡制限付)」(以下「本案件」)のセキュリティ・トークン(ST)化について協業し、本日、募集・発行を完了しましたのでお知らせします。
本案件は、2025年7月3日に営業開始したオルタナ信託としても、MDMが開発・提供する資産運用サービス「ALTERNA(オルタナ)」ブランド*1としても、初となる「300億円規模*2・名古屋駅エリア・ハイグレードオフィス」を対象としたST化になります。
STファンドのラインナップ拡大と更なる商品開発スピード向上を目的に、STに特化した信託会社として設立されたオルタナ信託*3、不動産を対象とするST案件の組成・販売件数で国内No.1*4のMDM、ST販売累計額で国内No.1*4の大和証券、国内ST市場における案件取扱規模・件数・利用会社数ともにNo.1*4のProgmat社が協業することで、大規模な不動産を対象としつつ柔軟かつスピーディーなST発行を実現しました。
1.本案件の概要
本案件における投資対象不動産は、鑑定評価額約300億円、名古屋駅徒歩圏内の好立地に位置する大規模ハイグレードオフィス、「名古屋プライムセントラルタワー」です。希少性の高い名古屋駅エリアの大規模ハイグレードオフィス物件に、10万円から投資できる機会を提供しています。
投資対象不動産:名古屋プライムセントラルタワー(写真右側)
| 商品の名称 | 三井物産グループのデジタル証券~名古屋・プライムオフィス~(譲渡制限付) |
|---|---|
| 投資対象不動産 (鑑定評価額) |
名古屋プライムセントラルタワー (298億円:2025年9月30日時点) |
| 発行口数/発行総額 | 1,250,180口 / 12,001,728,000円 (三井物産デジタル・アセットマネジメント:500,000口) (大和証券株式会社:750,180口) |
| 発行価格/申込単位 | 1口1万円 / 10口以上10口単位 (法人のお客様は別単位) |
| 運用期間 | 約5年8ヵ月 (2031年8月1日 償還予定) |
| 発行者 | 委託者:エスティ18合同会社※4 受託者:オルタナ信託株式会社 |
| アセット・マネージャー | 三井物産デジタル・アセットマネジメント株式会社 |
| 取扱会社 | 三井物産デジタル・アセットマネジメント株式会社 大和証券株式会社 |
| プラットフォーム | Progmat(SaaS) |
2.各社の役割
(1)オルタナ信託
オルタナ信託はSTの発行に重要な役割を担う受益証券発行信託の受託に特化した信託会社として、MDMの金融に特化したAIなどのデジタル技術と三井住友信託銀行株式会社の信託受託の知見を融合し、効率的でスピーディーに信託受託を行うことでデジタル証券市場の発展に貢献することを目的として設立されました。オルタナ信託は、受託者として、資産運用会社、証券会社などと高度に連携しながらハブ役を担い、STの組成を進めています。
(2)MDM
MDMは投資運用業者としてSTファンドの組成・運用を担うと共に、金融商品取引業者として自社が運用しているSTファンドの販売を一気通貫で展開する国内におけるリーディングカンパニーです。積極的にAIをはじめとしたデジタル技術を活用し、個人投資家向けの資産運用プラットフォーム「ALTERNA」を開発・提供しています。これまで外部証券会社経由で5本、自社サービス「ALTERNA」で13本、本案件により累計19本目と国内最多*5のファンドを提供しています。
(3)大和証券
大和証券は、日本の不動産セキュリティ・トークン市場を牽引する企業です。本件STの引受額を含めた大和証券の資産裏付型セキュリティ・トークンの累計引受総額は国内最大級の実績を誇り、オフィスやホテル、物流施設など多様な不動産資産を対象に、ブロックチェーン技術を活用した革新的な商品を提供しています。大和証券は、本件STの取扱いを通じて、デジタル証券分野における先駆的な取組みを加速させ、今後も投資家の皆様に新たな不動産投資機会を提供してまいります。
(4)Progmat
オルタナ信託、MDM、大和証券に「Progmat SaaS」を提供し、円滑な業務遂行をサポートします。「Progmat SaaS」は、広範な金融機関の皆さまが自社サーバー上にブロックチェーン/分散型台帳のノード等を構築することなく容易にデジタルアセット関連事業(原簿管理業務・カストディ業務等)を開始することを可能とし、また、広範な証券会社/仲介者の皆さまが、投資家の秘密鍵管理等を第三者(カストディアン)に委託することなく自社で完結することも可能とするプロダクトです。本プロダクトの提供により、スキームコストの低減と投資家に還元する利回りの最大化に貢献しています。
今後も業種を超えた協業を通して多様な資金調達方法を創出し、投資家の皆さまにさらなる投資機会を提供してまいります。
以 上
本資料は、三井物産グループのデジタル証券~名古屋・プライムオフィス~(譲渡制限付)に関して一般に公表するための文書であり、日本国内外を問わず個別の金融商品等への投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
*1 ALTERNA(オルタナ)のサービスページは以下をご参照
:https://alterna-z.com/
*2 鑑定評価額は2025年9月30日時点
*3 プレスリリース「デジタル証券特化の新たな信託会社「オルタナ信託株式会社」の設立およびProgmat(プログマ)とALTERNA(オルタナ)の協業深化について」
:https://progmat.co.jp/news/2025-07-03-press/
*4 Progmat社調べ。実績の詳細は「ST市場マーケットレポート」をご参照
:【Progmat】Monthly ST Market Report(最新月)
*5 MDM調べ、現在募集中のものも含む。